Our story
引き算の美が導いた、
心地よい使いやすさをデザインしました。
この22年、クリエイティブデザイナーとして、
いつも“情報と形をシンプルに整えること”を大切にしてきました。
気づけば、持ち物に求めるものも同じでした。
もっとシンプルに。もっと使いやすく。
パンデミックをきっかけにミニ財布を使い始めたとき、
その思いはより強くなりました。
確かに身軽。けれど、どこか使いにくい。
カードが十分に入らない
小銭が入ると形が崩れる
レジ前でもたつく
防犯性にも不安が残る
「軽やかに持てるのに、安心して使えない。」
この小さな違和感が、FIG D’ÉTÉのはじまりでした。
“作ったほうが早い” という、ひとつの直感。
使いやすくて、安心して持てる。
それでいて、美しいシンプルさを備えた財布。
ならば、自分で作ろうと思いました。
革と糸を手に、独学で試作を重ねる日々。
デザインの引き算と、使い勝手の足し算。
その往復を繰り返しているうちに、ある革工房と出会います。
創業20年の確かな技術を持つ職人の皆さん。
彼らの手仕事と、私の設計思想が重なった瞬間、
本格的なものづくりが動き出しました。
ミリ単位の調整を何度も繰り返し、
ようやく一つの形に辿り着きます。
それが、新発想の財布 「フラグメントクリップ」 です。
使いやすさ、美しさ、安全性。
そのすべてを、ひとつに。
フラグメントクリップは、見た目のミニマルさ以上に
“使う心地よさ” を大切にしたプロダクトです。
外側はタッチ決済に対応し、
内側にはスキミング防止構造を採用。
金具を使わず、すべてを本革で構成しながらも、
カードも小銭も必要なだけ収まる。
無駄を削ぎ落としながら、
使いやすさと安心感を同時に守るための、
小さな工夫を重ねています。
FIG D’ÉTÉが目指すもの。
私たちは、このプロダクトをきっかけに
“守れるミニマル” を軸としたブランドとして歩み始めました。
ただ身軽なだけでなく、
ただシンプルなだけでもない。
使い心地・安心感・美しさ、
そのすべてを兼ね備えたミニマルを届けること。
そして、日本の職人技と
現代のライフスタイルを、自然にひとつへと結びつけること。
FIG D’ÉTÉ のものづくりは、
これからも変わらず続いていきます。
上質で、長く愛され、
世代を超えて“選ばれる理由”のあるブランドへ。
日本発の機能美を、これから世界へ。
